サインの転売選手への強引な接近には球団が適切にマネジメントすべき
プロ野球選手の直筆サイン入りの色紙、ユニフォーム、ボールをメルカリやヤフオクで目にします。
ドラフトで入団したばかりの吉田輝星(日ハム)、根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)のサイン入りグッズもあり、数万円で取引が成立しているものも。
原価となるボールや色紙の数倍から数十倍で売れるとあって、いわゆる「転売屋」にとってはおいしいビジネスとなっているようです。
中日ドラゴンズはHP上で「転売を目的としたサインを求めるのはやめてください」と勧告したものの、ネット上での出品が止まることはありません。
2月11日にはファンが松坂大輔の「右腕」を引っ張ったことにより松坂が負傷。
病院での検査の結果「炎症」があるとのことで、松坂はしばらくノースローで練習を行うことになりました。
ほとんどのファンは選手を尊重し転売や強引な行為をすることはありませんが、ごく一部のファンの悪質な行為が問題になっています。
球団やNPBはより深刻な事件が起きてしまう前に「性悪説」に基づいた対策を講じるべきです。
そこで、どのような対策が良いか考えてみました。
球団が講ずるべきサインの転売や悪質ファンへの対応
・キャンプ移動時の導線を整備
→選手移動用の導線を設けて、ファンは立ち入れないようにする
・選手の移動中のサインは禁止
→サインは球団が設定した場所と時間に限定する
・直筆サインを球団公式HPでもネット販売する
→需要と供給に応じて値段も変動、一部は選手に還元
・メルカリ、ヤフオク等と協議し、出品そのものを違反に
→サインの出品を違反行為とし、取消・警告を行う
ご存知の通り、松坂はソフトバンク時代の3年間、故障などもあり一軍では活躍することはできませんでした。
「高い年棒を貰っておいて」とバッシングもされ精神的にも大変だったとは思いますが、2018年に中日で復活、38才という年齢のため、投げることができてもあと数年でしょう。
ファンサービスにも定評があり時には1時間もサインペンを走らせることも。
そのような選手の好意に対して、今回の件はホントに残念でなりません。
球団、NPBには選手を守るべく早急に対策を講ずるべきです。ファンも理解してくれるはずです。