春日部共栄の本多利治監督が体罰で自粛
部活動において指導者の体罰・暴言・パワハラが社会問題になっているにも関わらず、またかよ!と呆れるニュースが飛び込んできました。
春のセンバツ甲子園への出場が有力とされる埼玉の強豪、春日部共栄高校の本多利治監督(61)が2018年4月に部員3人に対して平手打ちをしたり、蹴ったりしたことが発覚。
理由はなんと「見逃し三振をした」からとのこと。。
見逃しの三振はプロの試合でもよく目にします。
選手もしたくてしているのではなく「手が出なかった」「予想と違う球種だった」などによるもの。
相手(投手)がいることでしょうがない面もあります。
昨年4月の事件にも関わらず学校側が高野連に報告したのは今月になってからという対応の遅さも問題に。
本多監督は現在自宅にて待機処分になっています。
22才に春日部共栄の監督になって約40年。
典型的な昔ながらの「気合い・根性」の指導者のようで、今回を機に高校野球の監督業から引退すべきです。
春日部共栄の甲子園出場はどうなる?
春日部共栄は昨年秋の関東大会で横浜高校にコールド勝ちするなどしてトーナメントを勝ち上がり準優勝しています。
春のセンバツ甲子園への出場は確実視されていました。
エースの村田賢一選手は140km台後半のストレートを投げ込み、プロも注目する選手。
本多監督に対しては、2月に日本学生野球協会から処分が下される予定となっています。
気になるのは甲子園に出場するのか?選ばれた場合どうするのかという点。
センバツ出場校の選考委員会が行われるのは今月25日。
同校の教頭は辞退することは否定していますが、これだけ体罰が問題になっているだけに委員会においては少なくとも議論されることになるでしょう。
平成の時代も間も無く終わり。
いい加減、指導者の体罰やパワハラ、理不尽な上下関係など昭和時代から続く負の遺産からは決別すべきです。
