高校野球(甲子園)は「試合を7回で終了」にすれば解決する
「高校野球」「甲子園」というワードからは
・青春
・感動
・歴史
・伝統
などが頭に浮かんできます。
しかし、精神論、根性論をよしとしない時代になったこともあり、特に注目度の高い春・夏の甲子園では
・過密日程
・暑さ、熱中症への対応
・投手の肩の酷使
・勝利至上主義
など、ネガティブな面に対してもよりフォーカスされるようになりました。
2018年度から甲子園では「タイブレーク(タイブレークとは)」が導入、ベンチのエアコンの強度をあげるなど運営サイドも「なんとかしよう」と対応していますが、問題点が多いのも事実。
特に厳しい猛暑の中で行われる夏の甲子園については、選手・観客の熱中症など暑さ対策について様々な議論がされています。
「秋に開催すべき」「大阪ドームで開催すれば?」「朝と夕方以降に時間をずらす」などの意見が多いようです。
しかし、開催場所を高校球児の憧れの聖地「甲子園」から変更することや、夏休みの時期以外に開催することは現実的ではありません。
また、当事者である高校球児や、関係者のほとんどは反対することでしょう。
そこで実施すべきは、まずできること、変えるのが簡単なことから実施するということ。
それが現状9回までの試合イニングを7回までとするものです。
高校野球の試合は7回で終了に!
高校野球の試合を現状の9回→7回に変更することのメリットとしては、
- 投手の肩の酷使軽減
- 選手や観客の疲労の軽減
- 過密日程の緩和(試合数を1日5試合に増やす)
といったことが期待できます。
変更に伴い運営側の負担も少なく、コストが増える訳ではありません。
プレー(観戦)する時間が短くなるとはいえ、7回までであればチームの総合力を決めるには十分でしょう。
なお、サッカーの場合、高校は前後半それぞれ40分で大学から45分、ラグビーは高校が前後半30分、大学以降が40分。
このように他競技においては高校のプレー時間が少ないのは珍しいことではありません。
延長13回から始まるタイブレークも8回の延長戦から始めるべきです。
そのうえで投手の1試合あたりの球数制限を設けることで、投手の負担も大きく減らせるでしょう。
高校野球は、まずは選手ファースト、次に観客セカンドとすべきです。
高校野球の7回制を真剣に検討すべきだと思うのですが、そのような論調を他で見受けられないのが不思議です。
