プロ野球活性化のためロッテは千葉ロッテマリーンズをZOZOに売却すべきだ

千葉ロッテ

ロッテは千葉ロッテマリーンズをZOZOに売却すべき

ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」などを手掛ける株式会社ZOZO前澤友作社長の「プロ野球球団を持ちたい」との発言が波紋を広げています。

twitterでの発言は以下の通り。

前澤友作社長は地元千葉県出身で、ZOZOの本社としての拠点も幕張におき、Bリーグ「千葉ジェッツ」やJリーグ「ジェフユナイテッド市原」にもスポンサーとして資金を提供するなど、地元愛が強い事でも有名。

さらにZOZOは2016年に千葉マリンスタジアムの命名権を取得、契約期間は2026年までの10年間で契約料は年間3.1億円にものぼります。

これらの事からZOZOのターゲットは「千葉ロッテ」との憶測が広がり、これに慌てた千葉ロッテの山室社長が売却を否定、交渉もしないとコメントしています。

通常、敵対的買収を仕掛けられるとその球団のファンであれば激怒するのが一般的。

しかし、ロッテファンの反応は概ねウェルカムで、中日やヤクルト、オリックスなど他球団のファンからも「ロッテではなくうちを!」との声が上がっています。

私も多くのファンと同様にZOZOの球界参入に対して好意的な考えを持っています。

ここではその理由を改めて考えてみたいと思います。

親会社がボロボロのロッテ

海浜幕張駅

株式会社ロッテは非上場で、韓国でも事業を展開するロッテホールディングスが持株会社としてグループを束ねています。

ロッテHDはいわゆる「財閥」で、韓国では大きな力を持っている企業。

しかし、韓国では米軍のTHAAD導入のためにロッテが自社の土地を提供したところ、中国からピンポイントで報復を受けるなど韓国事業は業績が大幅に悪化。

さらに創業者でオーナーの重光武雄ロッテグループ会長は韓国で横領や背任の不正事件で実刑判決、次男の昭夫氏も贈収賄容疑で実刑判決を受け現在収監中です。

また、武雄氏長男で元ロッテHD副会長の宏之氏と次男の昭夫氏が対立が深刻に。

2018年の株主総会では宏之氏側が昭夫氏と佃孝之社長の解任の株主提案を提出するなど兄弟間の権力闘争も泥沼化しています。

日本のロッテの業績は安定しているものの、お家騒動や韓国での収益悪化で見通しが不透明な状況に。

しかもマリーンズの単体では赤字となっています。

資金力が乏しく観客動員も低迷するロッテ

外野席

親会社がこのような状況では、資金力にも限りがあり、戦力の補強もままなりません。

2017年にはパ・リーグ最下位になったにも関わらず、実績のある選手の補強をせず、年俸総額では前年度から1.7億円削減。

「ホントに勝つ気あるのか」と疑うレベルです。

選手で年俸が1億円を超えているのは涌井2億、角中1.3億、鈴木大地、益田、石川の3人が1.1億で合計5人のみ。

ホームでの観客動員も12球団最下位の1試合平均20,425人、11位のオリックスが22,658人でその差は2,000人以上と人気面でも苦戦中。

駅から遠いなどの不利な面もありますが、宣伝広告に予算を費やせないことも要因となっているのでしょう。

成績も低迷するロッテ

ロッテがパ・リーグで1位になったのは2005年のバレンタイン監督時代にまで遡ります。

2010年にはリーグ3位だったものの、「下剋上」でクライマックスを勝ち上がり、日本シリーズでは4勝2敗で中日を破り日本一になりました。

2011年以降の最高成績はパ・リーグ3位。

巨大な戦力を有するソフトバンクとは選手層に大きな差があり、パ・リーグで1位になることは想像できません。

2013年から2017年途中までチームを率いた伊東勤氏は、16年に受けた監督続投要請に対し「主砲デスパイネの引き止め」「新たな外国人選手の補強」「コーチの年俸UP」を条件としました。

そして、球団からはこれらの条件に対して約束を取り付けたものの、どれも実現せず。

このことが日経新聞のコラムに掲載され、波紋を呼んだこともありました。

これでは選手・コーチの士気も上がらないでしょう。

千葉ロッテマリーンズの親会社がZOZOになったら?

ZOZOマリンスタジアム

ZOZOTOWNを運営する株式会社ZOZOですが、この会社は2007年に上場しており、2018年7月現在の時価総額は約1.5兆円。

これはJAL、ANA、東レ、明治HD、電通、りそなHDといった大企業を上回る規模です。

2018年3月期の売上高は984億円、利益201億円と、社員数約1,000人の会社としては驚異的な利益率で株式市場の評価も非常に高いのが特徴。

プロ野球球団を保有する資金力は十分にあり、ソフトバンクまでとはいかないものの、これまでよりも財布は緩くなるでしょう。

ZOZOTOWNのアプリやWebを利用する客は10代〜30代の女性を中心に約800万人。

ZOZOとしては、これらの潜在的なファンに直接リーチできるのが大きな強み。

楽天やDeNAなど、他の後発組IT企業の成功事例も参考に、球場のボールパーク化、魅力的なキャンペーン、得意とするネットマーケティングを駆使してより多くのファンをスタジアムに呼んでくれるはずです。

前澤友作社長はアイデアマンとしても知られ、これまでの慣例にとらわれない新たな試みでファンの期待に応えてくれるでしょう。

ちなみに前澤社長の総資産は3,330億円で日本の長者番付では14位、プライベートジェットも保有する大富豪。

かつてはモデルの紗栄子さんと付き合い、現在の恋人は剛力彩芽さんという誰もが羨むような青年実業家です。

決してロッテが悪いという訳ではないですが、残念なのが現在のロッテ体制では「ワクワク感」がないという点。

TBSなどが親会社だった横浜ベイスターズからDeNAが親会社になった現ベイスターズの活況ぶりを見ると、時代の最先端を走る企業のビジネスセンスは球団経営にも有効であることを証明してくれました。

ロッテにはプロ野球界活性化のため、千葉ロッテマリーンズファンのため、ZOZOに球団経営のたすきを渡してもらいたいものです。 ZOZOマリンスタジアム 千葉ロッテのホーム「千葉マリンスタジアム(ZOZOマリン)」試合観戦記